ピラティスはドイツ生まれの創設者ジョセフ・ピラティスという男性が考案した運動療法です。
ジョセフ氏は幼少期から人一倍身体が弱く、基礎体力を高めるためにボクシングや水泳、ヨガ、格闘技、太極拳などさまざまなスポーツに注力して常に身体を鍛えて研究をしていました。
第一次世界大戦中、負傷した兵士のリハビリテーションのために指導していた動きやワークアウトがのちに「ピラティス哲学（別名：コントロロジー）」と呼ばれるようになり、新しい運動療法が生まれます。当時は怪我をした人が寝たままでもトレーニングができるようにと、寝台にバネやストラップを取り付けて行ったことからマシンピラティスから始まったと言われています。その後、ニューヨークで広まったピラティスは7人の弟子たちにより受け継がれ、ダンサー、アクター、スポーツ選手を中心に世界中へと広まっていきました。

運動学・生理学・解剖学に基づき身体を正しく動かすピラティスは、人間の身体が本来持つ「しなやかで力強い身体」へ生まれ変わらせます。
現代では主に姿勢不良、慢性的な肩こりや腰痛、各関節の痛みなどに悩まされる方々がたくさんいらっしゃいます。ピラティスを行うことで姿勢が改善され肩こり腰痛の緩和、インナーマッスルが強化されて基礎体力の向上、疲れにくい身体になるなどのメリットがあります。また呼吸を深めることで集中力が高まり、リラクゼーション効果も期待できます。